目やにや白目の赤みは、お子さんによくある症状です。原因によって対応が少しずつ変わりますので、順番に見ていきましょう。
結膜炎とは、白目の表面とまぶたの裏側をおおっている「結膜」という薄い膜に炎症が起きて、目やに・充血・かゆみなどが出る状態です。原因は大きく3つに分けられます。
見た目が似ていることもあるため、目やにの様子・充血の出方・ほかの症状の有無をあわせて診察で見分けていきます。
生後1か月以内の赤ちゃんは、上の3つとは別に、出産のときにうつることがある原因も考えられます。月齢だけで通常より詳しい検査・治療が必要になることがあるため、軽く見えても早めにご相談ください。
多くの結膜炎は、診察で目の様子を診るだけで診断でき、追加の検査なしで治療を始めることができます。原因の見きわめに迷うときには、目やにを綿棒でそっと採って調べる検査を行うことがあります。生後1か月以内の赤ちゃんの場合は、念のため原因を確認するための検査を追加で行うことがあります。
お薬について
目やにや充血があるからといって、必ずしも抗菌の目薬が必要とは限りません。ウイルスやアレルギーが原因のときは、抗菌の目薬だけでは十分な効果が得られないこともあります。お薬は診察で決めます。目薬の種類や使う期間は、症状の経過をみながらご説明します。
Q. うつりますか?
A. 原因によります。ウイルスによる結膜炎(はやり目・プール熱)は特にうつりやすく、目を触った手やタオルの共有を通じて広がります。手洗いを徹底し、タオルを分けることが予防の基本です。細菌性やアレルギー性は、うつる心配は少ないです。
Q. 抗菌の目薬はすぐ必要ですか?
A. 目やに・充血があっても、必ずしも抗菌の目薬から始めるとは限りません。原因によって合う治療が異なるため、診察で目の様子を確認してから決めます。
Q. 生まれたばかりの赤ちゃんは、なぜ特に注意が必要なのですか?
A. 生後1か月以内の赤ちゃんは、通常の結膜炎とは別に、出産のときにうつることがある原因も考えられます。念のため詳しい検査を行い、原因に応じた治療(飲み薬や点滴が必要になることもあります)を選びます。お母様に性器ヘルペスなどの既往がある場合は、目の症状の有無にかかわらず受診時に必ずお伝えください。
Q. お風呂・プールは入っていいですか?
A. お風呂は問題ありません。プールについては、はやり目などうつりやすいタイプのときは治るまでお休みが必要です。診察でご相談ください。
Q. 前にもらった目薬を使ってもいいですか?
A. 目の症状は原因によって合う薬が異なるため、以前の目薬を自己判断で使うのはおすすめしません。今回の症状にあった目薬は診察で決めます。
Q. 兄弟姉妹にうつらないか心配です。気をつけることは?
A. はやり目やプール熱はうつりやすいので、タオルを分ける、こまめに手を洗う、目を触ったあとは手を洗うことを徹底してください。