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手足口病・ヘルパンギーナ(夏かぜ)について

夏に流行する、お子さんによくみられるウイルスの感染症です。多くは数日〜1週間ほどで自然に良くなりますので、おうちでの過ごし方と、注意していただきたいサインを一緒に確認しましょう。

これは何?

手足口病とヘルパンギーナは、いずれも夏に流行しやすいウイルス(エンテロウイルスの仲間)による感染症で、まとめて「夏かぜ」と呼ばれることがあります。主に4歳以下の乳幼児によくみられ、発熱や口の中の水ぶくれ、手足の発疹などが特徴です。

原因になるウイルスにはいくつもの種類があるため、一度かかったことがあっても、別の型のウイルスにかかって再びなることがあります。珍しいことではありません。

どちらもウイルス感染症のため、そのウイルスだけをやっつける特効薬はありません。多くは体の力で自然に治っていく病気で、おうちでの過ごし方を整えながら、治っていくのを助けていきます。

どんな病気か

手足口病:手のひら・足の裏・口の中(ときにおしり)に、2〜3mmほどの小さな水ぶくれのような発疹が出ます。熱が出ることもありますが、出ても38℃前後までのことが多く、1〜3日ほどで下がり、発疹は3〜7日ほどで消えていきます。

最近国内で増えているタイプでは、水ぶくれが大きめでやや平らになり、体や顔にも広がることがあり、水ぼうそうと見分けがつきにくいこともあります。このタイプでは、発症から数週間たってから爪が浮いてはがれることがありますが、これは心配のいらない自然な経過で、4週間ほどでまた生えてきます。診察でお伝えした場合は、慌てず様子を見てください。

ヘルパンギーナ:突然38〜40℃ほどの高い熱で始まり、のどの痛みを伴います。のどの奥・上あご寄りの部分に小さな水ぶくれができ、まもなく浅い潰瘍(かいよう)になります。手足には発疹が出ないのが特徴です。熱は2〜4日ほどで下がることが多いです。

検査について

診断は、熱の経過と発疹・口の中の様子を診察で確認することで行います。血液検査などは基本的に必要なく、他の病気が疑われる場合や、症状が重い・長引く場合にのみ必要に応じて行います。

おうちでのケア・登園/登校の目安

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 血液検査をしなくても大丈夫ですか?

A. はい。手足口病・ヘルパンギーナは、熱の経過と発疹・口の中の様子を診察で確認することで診断できる病気です。血液検査などをしなくても、多くの場合はしっかり診断できます。

Q. 保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか?

A. 発疹が残っているかどうかではなく、熱がなく、機嫌・食欲を含めた全身の状態が普段どおりであれば登園・登校できるとされています。ウイルスは治ったあともしばらく便の中に残りますが、それを理由に長く休ませる必要はありません。最終的な基準は通っている園・学校にご確認ください。

Q. 発症から数週間して爪がはがれてきました。大丈夫ですか?

A. 手足口病のあと(特に体や顔にも発疹が広がったタイプ)では、数週間してから爪が浮いてはがれることがあります。心配のいらない自然な経過で、4週間ほどでまた生えてきます。気になる場合は診察でご確認ください。

Q. 一度かかったのに、また同じような症状が出ました。再感染しますか?

A. 手足口病・ヘルパンギーナの原因になるウイルスにはいくつもの種類があるため、以前と違う型のウイルスにかかって再びなることがあります。珍しいことではありません。

Q. 何日くらいで良くなりますか?

A. 熱は手足口病で1〜3日、ヘルパンギーナで2〜4日ほどで下がることが多く、発疹や口の中の水ぶくれ・潰瘍は1週間前後で落ち着いていく見通しです。個人差がありますので、心配な変化があれば診察でご相談ください。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL