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急性中耳炎について

とてもよくあるお子さんの病気です。多くは診察と適切なケアで落ち着いていきますので、順番に見ていきましょう。

これは何?

急性中耳炎とは、鼓膜(こまく)の奥にある「中耳」という小さな部屋に細菌やウイルスが入り込み、炎症を起こす病気です。風邪などで鼻や喉の奥に炎症が起きたあと、そこから耳につながる管を通って菌が中耳に入り込むことで起こりやすくなります。

小さなお子さんによくみられ、耳の痛み、発熱、機嫌の悪さ、耳だれ(耳漏)などの症状が出ます。まだ言葉で伝えられない赤ちゃんの場合は、耳を気にして触る・引っ張る・こすりつけるといったしぐさで気づかれることもあります。

どんな状態か

診察では、先端にライトが付いた専用の器具(気密式耳鏡)で、鼓膜の状態を詳しく確認します。鼓膜の赤み・膨らみ・耳だれの有無と、痛み・発熱・機嫌の様子を合わせて、「軽い」「中くらい」「重い」のおおよそ3段階で状態を判断します。

抗菌薬を使うかどうか・どのお薬を選ぶかは、鼓膜の状態や重症度、これまでのアレルギーの有無などを踏まえて診察で判断します。お薬の内容・量は診察で決めますので、ご自宅にある市販薬や他のお子さんのお薬を自己判断で使うことは避けてください。

おうちでのケア

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 抗菌薬(抗生物質)は必ず必要ですか?

A. いいえ。症状が軽い場合は、まず数日間、抗菌薬を使わずに様子を見ることも多いです。自然に良くなるお子さんも少なくありません。改善がなければ、そのタイミングで抗菌薬を検討します。

Q. 症状が良くなったら、お薬をやめてもいいですか?

A. 自己判断でやめるのはおすすめしません。処方された日数を飲みきることで、菌をしっかり抑えます。途中でやめると、ぶり返したり、次に同じお薬が効きにくくなったりすることがあります。

Q. 保育園・幼稚園はいつから行けますか?

A. 中耳炎そのものは周りのお子さんにうつる病気ではないため、法律上の出席停止はありません。熱や機嫌、耳の痛みの様子を見て、普段通り過ごせそうかどうかで判断してください。迷うときは診察時にご相談ください。

Q. 何度も中耳炎を繰り返しています。大丈夫でしょうか?

A. 半年に3回以上、1年に4回以上など繰り返しが多い場合や、治療をしてもなかなか鼓膜の状態が良くならない場合は、耳鼻咽喉科と連携してさらに詳しく調べることがあります。気になる場合は遠慮なくご相談ください。

Q. 鼓膜を切ると聞いて心配です。

A. 鼓膜の膨らみが強い場合や、お薬でもなかなか改善しない場合に、耳鼻咽喉科と連携して鼓膜切開を検討することがあります。中にたまった膿を外に出して治りを助けるための処置で、必要と判断した場合のみ、事前にご説明したうえで行います。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL