ゼーゼー、息苦しさが強いときに、おうちで見てあげたいポイントと、すぐ受診が必要なサインをまとめました。あわてず、落ち着いて対応しましょう。
喘息(気管支喘息)は、空気の通り道(気道)が炎症を起こしやすく、せまくなりやすい体質です。「発作」とは、その気道が急にせまくなって、息をするときにゼーゼー・ヒューヒューという音がしたり、せきが止まらなくなったり、息が苦しくなったりする状態のことをいいます。
風邪をひいたとき、ほこりやハウスダウストを吸ったとき、走り回ったあとなどがきっかけになることが多いです。多くの場合、落ち着いて対応すれば良くなりますが、強い発作は体に負担がかかるため、様子の見方を知っておくことが大切です。
「ゼーゼー=いつもの喘息発作」と決めつけないことも大切です。初めてゼーゼーが出たとき、食べている途中に急にひどくむせこんだとき、じんましんや唇・まぶたの腫れを伴うときは、のどに物が詰まっている、強いアレルギー反応が起きている、など喘息とは別の原因のこともあります。いつもと違う出方だと感じたら、遠慮なくその様子を伝えてください。
発作の強さは、お子さんの「息づかい」「話し方」「顔色」の変化でおおよそ見分けられます。次のような順番で、だんだん重くなっていきます。
強い状態は体に酸素が十分に届いていないサインで、早急な対応が必要です。次の「おうちでのケア」を行いながら、下の「すぐ受診してほしいサイン」に当てはまらないか、あわせて確認してください。
これらに一つでも当てはまるときは、自家用車ではなく救急車(119番)を呼んでください。ためらわず、迷ったときほど早めに連絡してください。
Q. 吸入は何回まで繰り返していいですか?
A. 繰り返してよい回数や間隔は、お子さんの状態や処方内容によって異なるため、診察のときに具体的にお伝えします。指示された回数を超えても良くならないときは、それ以上おうちで様子を見続けず、受診してください。
Q. 病院に向かう間、家でできることはありますか?
A. お子さんが一番楽な姿勢(座る、前かがみになるなど)をとらせ、声をかけて落ち着かせてあげてください。指示されている吸入薬があれば使い、水分を少しずつとらせながら向かってください。強い症状があるときは、自家用車より救急車を優先してください。
Q. 発作が落ち着いたあとも、普段のお薬は続けますか?
A. 喘息は気道の炎症が続く体質のため、発作がおさまった後も、普段の予防のお薬(長期管理薬)は自己判断でやめず、診察で確認しながら続けることが多いです。今回の発作を踏まえて、普段の治療を見直すこともあります。
Q. 保育園・学校はいつから行けますか?
A. せき・ゼーゼー・息苦しさが落ち着き、普段どおり動いても症状が出ない状態が目安になります。個人差があるため、再開の時期は診察でご相談ください。
Q. 何がきっかけで発作が起きたかは、必ず調べますか?
A. 風邪などの感染症、ほこり・花粉などのアレルゲン、運動、たばこの煙など、きっかけになりやすいものを診察で一緒に振り返ります。きっかけが分かれば、次の発作を防ぐための対策を一緒に考えます。