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吸入(ネブライザー)の治療について

お薬を細かい霧にして、直接のどや気管支に届ける治療です。何のための吸入か、当日の流れとあわせてご説明します。

これは何?

吸入は、お薬を細かい霧(ミスト)にして、マスクから鼻と口で吸い込む治療です。飲み薬とちがって、患部である気管支やのどに直接お薬が届くため、少ない量で早く効果が出やすいという特徴があります。

お子さんに使う吸入薬には、目的の異なる3つのタイプがあります。

「ネブライザーの方がよく効く」は思い込みのことも
機械(ネブライザー)で吸うのと、吸入器と補助具(スペーサー)を組み合わせて吸うのとでは、効果に大きな差はないとされています。お子さんの重症度や年齢、そのときの状況に合わせて、どちらの方法が合っているかを医師が選びます。

どんなときに使うの?

単なる鼻水や軽い咳だけの「かぜ」に対しては、吸入が必要ないことも多いです。痰を出す目的だけの生理食塩水の吸入は、効果があっても一時的で、はっきりした根拠は乏しいとされています。

吸入するお薬の種類・量・回数は、そのときの症状やお子さんの体格に合わせて、診察のたびに医師が判断します。

当日の流れ・おうちでのケア

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. ネブライザーと、マスク付きの吸入器(スペーサー)、どちらがよく効きますか?

A. 効果に大きな差はないという報告が多く、方法によって「効きが弱い」ということはありません。重症度やお子さんの年齢、そのときの状況に合わせて、医師が適した方法を選びます。

Q. クループでアドレナリンを吸入したあと、良くなったのにすぐ帰れないのはなぜですか?

A. 効果は数十分から2時間ほどで弱まることがあり、まれに症状がぶり返すことがあるためです。念のため院内でしばらく様子を見てから、帰宅できるかどうかを判断します。

Q. 症状がないのに、毎日の吸入ステロイドを続ける必要があるのはなぜですか?

A. このお薬は発作を止める薬ではなく、発作を起こしにくい体にしていくための毎日のお薬です。症状がない日も続けることで、発作の回数や重さを減らせます。自己判断でやめず、続け方は診察で相談してください。

Q. マスクを嫌がって泣いてしまいます。それでも効果はありますか?

A. 泣くと呼吸が浅く不規則になり、お薬の届く量が減ってしまいます。無理に押さえつけるより、抱っこやお気に入りのもので気を紛らわせながら、落ち着いた状態で吸わせてあげる方が効果的です。

Q. お薬の量や吸入の回数はどうやって決まりますか?

A. お子さんの体格や症状の強さに合わせて、診察のたびに医師が判断して決めます。効きが悪いと感じても、ご家庭で量や回数を増やすことはお控えください。

Q. 生理食塩水だけの吸入でも効果はありますか?

A. 痰をやわらかくする効果は一時的なもので、発作そのものを止める効果ははっきりしないとされています。単なるかぜの咳・鼻水だけでルーチンに行うものではなく、他のお薬と組み合わせて使うのが一般的です。

Q. ぜんそくの吸入薬を使う回数が増えてきた気がします。大丈夫でしょうか?

A. 発作止めの吸入を使う回数が増えてきたときは、普段の体質そのものが落ち着いていないサインのことがあります。「使えば良くなるから大丈夫」と自己判断で回数を重ねず、次の診察やお電話で早めにご相談ください。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL