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便(うんち)の検査について

検査の目的とおうちでの過ごし方がわかると、落ち着いて経過を見ていただけます。

これは何?

お子さんに嘔吐や下痢があるとき、原因を調べるために「便(うんち)の検査」をお願いすることがあります。目的によっていくつか種類があります。

なぜ必要/何がわかるの?

胃腸炎の多くはウイルスが原因で、検査で「ロタウイルスでした」とわかっても、治療の中心は「水分をしっかり摂って様子を見ること」で変わりません。そのため、嘔吐・下痢はあるけれど元気があるお子さんには、ウイルス検査をルーチンでは行いません。

検査を検討する場面の例

  • 高い熱が続く、お腹をひどく痛がる、血が混じった便が出る、など細菌感染を疑う症状があるとき(便培養)
  • 入院が必要かどうかや、まわりのお子さんへの感染対策を判断する材料が必要なとき(迅速抗原検査)
  • 血が出ていないのに貧血や体重の増えが悪い、下痢が長く続くとき(便潜血検査)
  • 抗菌薬を使った後に、いつもと違う特徴の下痢が続くとき(CDトキシン検査。2歳以上が対象です)

なお、健康なお子さんのウイルス検査は保険の対象外になり自費検査となる場合があります。「保育園から登園許可のために検査してほしいと言われた」というご希望であっても、症状が軽い場合は検査で登園の可否を決めるものではありません。登園の目安は園ごとに確認をお願いしています。

当日の受け方とおうちでのケア

検査の受け方:便をごく少量、綿棒や専用の容器で採らせていただきます。痛みを伴う検査ではありません。ウイルス検査はその日のうちに、便培養検査は結果が出るまで数日かかります。

おうちでのケア

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よくあるご質問

Q. ウイルス検査は毎回したほうが安心ではないですか?

A. 検査をしてもしなくても、多くの場合は水分をしっかり摂って様子を見るという対応自体は変わりません。必要な場面に絞って行うのが今の標準的な考え方です。

Q. 結果が出るまで、保育園は休ませたほうがいいですか?

A. 登園の可否は検査結果よりも、嘔吐・下痢が落ち着いているか、食欲や元気さが戻っているかで判断されることが多いです。園ごとに独自の基準がある場合もあるので、施設にご確認ください。

Q. 便培養で細菌が見つかったら、必ず抗菌薬(抗生物質)を使いますか?

A. 見つかった細菌の種類や症状の重さによります。軽い場合は抗菌薬を使わず、水分補給と経過観察で回復を待つこともあります。お薬は診察で決めます。

Q. 下痢止めのお薬をあげてもいいですか?

A. 血が混じった便が出ているときや、小さいお子さんには自己判断での使用はおすすめしません。下痢は体の中の悪いものを外に出そうとする働きでもあるため、無理に止めるとかえって回復が遅れることがあります。必要かどうかは診察で判断します。

Q. 便潜血検査で血が出ていると言われたら、重い病気でしょうか?

A. 目に見えない血液が見つかった場合、この検査結果だけでは重い病気かどうかを判断することはできません。原因はさまざまで、炎症性の病気が隠れていることもあるため、原因を確かめる追加の検査や経過観察をお願いすることがあります。逆に、この検査で血液が見つからなかった場合でも、下痢が長く続く・体重の増えが悪いといった症状があるときは、それだけで病気の心配がないとは言い切れません。気になる症状が続くときは引き続きご相談ください。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL