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予防接種のスケジュールについて

定期接種は、ここ数年で内容が新しくなったところと、今も続いている特別な制度があります。今のスケジュールを順番にご説明します。

これは何?

「定期接種スケジュール」とは、国が決めている「だいたいこの時期に受けるとよい」というワクチンの順番と時期の一覧です。お子さんの月齢・年齢に合わせて、いくつかのワクチンを組み合わせて進めていきます。

2024年から2026年にかけて、いくつかのワクチンの中身や種類が新しくなりました。このページでは、今のスケジュールと、これまでと変わったポイントをまとめてご説明します。

今、知っておいていただきたいポイント

五種混合ワクチン
これまで2本の注射に分かれていた「四種混合」と「ヒブ」が、1本の注射「五種混合」にまとまりました。ワクチンの中身や効果は変わりません。これまで四種混合とヒブを別々に受けていたお子さんも、それまでの回数をそのまま活かして、残りを五種混合で進めていけます。

肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌のワクチンは、新しい種類に切り替わりました。多くの場合、これまで受けた回数はそのまま活かせて、追加で打ち直す必要はありません。ただし、ワクチンの組み合わせによっては例外もありますので、詳しくは診察でご確認ください。

ロタウイルスワクチン
飲むタイプのワクチンで、赤ちゃんの重い胃腸炎を防ぎます。最初の1回目だけは、生後14週6日(3か月半ばくらい)までに受ける必要があります。これはお腹のトラブルのリスクを抑えるための大切な期限です。「腸重積症」(腸が腸の中に入り込んでしまう病気)にかかったことがあるお子さんは、このワクチンを受けることができません。手術をした・しなかったに関わらず、腸重積と言われたことがあれば必ず教えてください。生まれつきの腸の病気がある、免疫の病気があると言われている、などに心当たりがある場合も、接種前に必ずお伝えください。

子宮頸がんワクチン(HPV)
女の子は2026年4月から、新しいタイプ(9価)1本に統一されました。受け始める年齢によって、2回で終わる場合と3回必要な場合があり、回数は診察でご案内します。男の子については、国の制度としてはまだ検討が続いている段階で、現時点(2026年7月時点)では定期接種の対象にはなっていません。自治体によっては独自の助成がある場合もあります。
これまで1回だけ受けて途中になっていた方向けの「追加で受けられる期間(キャッチアップ接種)」は、2026年3月末で終了しました。今からの追加接種は、通常の定期接種の対象年齢内であれば公費のままですが、それ以外の場合は自費になります。

日本脳炎の救済制度
平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方には、20歳になるまで不足分を定期接種として受けられる特別な制度があります。受け損ねたまま大きくなってしまった方に心当たりがあれば、お声がけください。

ワクチンの量は体重ではなく月齢・年齢で決まっています。お薬(ワクチン)は診察で決めますので、ご家庭で量を調整していただく必要はありません。

当日〜あとの過ごし方

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 四種混合を受けていましたが、五種混合に変えても大丈夫ですか?

A. はい、問題ありません。ワクチンの中身は変わらず、注射の本数がまとまっただけです。これまで受けた回数を通算して、残りを五種混合で受けられます。

Q. 肺炎球菌ワクチンの種類が変わったと聞きました。前のワクチンで受けた分は無駄になりますか?

A. いいえ、ほとんどの場合そのまま活かせます。ただしワクチンの組み合わせによって例外もあるので、詳しくは診察でご確認ください。

Q. ロタウイルスワクチンの開始が遅れそうです。

A. 最初の1回目だけは生後14週6日までに、という期限があります。体調不良などで遅れそうなときは、早めにご相談ください。腸重積症にかかったことがある、生まれつきの腸の病気がある、免疫の病気があると言われている、といったお子さんはこのワクチンを受けられませんので、心当たりがあれば接種の前に必ずお伝えください。

Q. インフルエンザの予防接種も定期接種ですか?

A. いいえ、インフルエンザの予防接種は「任意接種」です。定期接種とは制度上の位置づけが異なりますが、毎年秋ごろの接種はおすすめしています。

Q. 男の子も子宮頸がんワクチンを受けられますか?

A. 受けること自体はできますが、現在は国の定期接種の対象ではなく、まだ検討が続いている段階です。自治体によっては助成がある場合もありますので、お住まいの自治体にご確認ください。

Q. 子宮頸がんワクチンを1回だけ受けて、そのままになっています。まだ追加で公費で受けられますか?

A. 対象学年の方向けに設けられていた追加の救済期間(キャッチアップ接種)は2026年3月末で終了しており、現在この制度での新たな公費追加は受けられません。通常の定期接種の対象年齢(小学6年生〜高校1年生相当)の間であれば公費のままですので、詳しくは診察でご確認ください。

Q. 予定していた接種のタイミングを逃してしまいました。もう受けられませんか?

A. 多くのワクチンには「この年齢・期間内であれば公費で受けられます」という期間が設定されています。定期接種の対象期間内であれば、遅れても公費のまま受けられることがほとんどです。期間を過ぎていないか不安なときは、母子健康手帳をお持ちのうえ診察でご相談ください。

Q. 日本脳炎の予防接種を受けないまま大きくなってしまいました。もう遅いですか?

A. 平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方には、20歳になるまで不足分を定期接種として受けられる特別な制度があります。心当たりがあれば診察でお声がけください。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL