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アレルギー性鼻炎(花粉症)について

くしゃみ・鼻水・鼻づまりが続くとき、その多くはアレルギー性鼻炎です。スギやヒノキなどの花粉によるものは「花粉症」、ダニやハウスダストなど一年を通じたものは「通年性アレルギー性鼻炎」と呼ばれます。仕組みを知っておくと、おうちでのケアがしやすくなります。順番に見ていきましょう。

これは何?

アレルギー性鼻炎は、花粉やダニ、ハウスダストなど本来は無害なものに対して、鼻の粘膜が過敏に反応してしまうことで起こる病気です。くしゃみ・水っぽい鼻水・鼻づまりの3つが主な症状で、目のかゆみを伴うこともあります。

人にうつる病気ではありません。スギ・ヒノキなど特定の季節だけに症状が出る「花粉症(季節性)」と、ダニ・ハウスダストなどで一年を通して症状が出る「通年性」の2つのタイプがあります。

近年、発症する年齢が下がってきており、症状が重くなる傾向も指摘されています。アトピー性皮膚炎や喘息をあわせ持つお子さんも少なくありません。

どんな病気か

おうちでのケア・登園/登校の目安

こんなときはすぐ受診してください

よくあるご質問

Q. 花粉症はうつりますか?幼稚園や学校は休んだ方がいいですか?

A. うつる病気ではありません。症状だけを理由に登園・登校を控える必要はなく、プールも通常どおり大丈夫です。発熱や他の感染症がある場合は、そちらに合わせて別に判断します。

Q. 血液検査や皮膚テストは必ず必要ですか?

A. 診察での様子や鼻の中の状態、症状の特徴が典型的であれば、検査なしで診断し治療を始められることが多いです。診断がはっきりしないとき、治療の効きが乏しいとき、舌下免疫療法を考えるときなどに、必要な範囲で検査を行います。多数の項目を一度に調べる検査は、症状と無関係な「陽性」も出やすいため、当院では原因として疑わしいものに絞って行う方針です。

Q. お薬はずっと飲み続けなければいけませんか?

A. 症状のタイプや重さに応じて、飲み薬・点鼻薬を組み合わせて使います。2〜4週間ほど続けて効果を確認し、良くなれば減量、季節性のものなら季節が終わったところで中止する、という流れが一般的です。お薬の種類・量・やめどきは、その都度診察で一緒に決めていきます。

Q. 舌下免疫療法とはどんな治療ですか?

A. 花粉やダニなど原因となっているものを少量ずつ体に慣らしていく治療で、5歳以上のお子さんが対象です。効果が出るまで数か月〜1年ほどかかり、長く続けるほど効果が長持ちすることがわかっているため、数年単位での継続が前提になります(ダニの場合は3〜5年ほどが目安です)。血液検査などで原因を確認したうえで、開始する時期(花粉症の場合は花粉が飛んでいない時期)を選び、初回はお薬を使ったあと少なくとも30分ほど院内で様子をみてから帰宅していただきます。喘息のあるお子さんは、開始前に喘息の状態を必ず医師にお伝えください。喘息の症状が強く出ている時期は、開始を見合わせることがあります。向いているかどうかは診察でご相談しましょう。

Q. 眠くなりにくいお薬を選んでもらえますか?

A. はい。お子さんでは、勉強や集中力への影響が少ないタイプのお薬を優先して選ぶことができます。生活スタイル(学校がある日かどうかなど)も踏まえてご相談ください。具体的な薬の種類・量は診察で決めます。

Q. 治療を続けても良くならないときはどうすればいいですか?

A. 2〜4週間続けても改善が乏しい場合は、お薬の組み合わせを見直したり、原因を調べる検査を追加したりします。それでも良くならない、あるいは強い鼻づまりや眠りの質への影響が続く場合は、耳鼻咽喉科と連携して評価することがあります。自己判断で市販薬に切り替えず、診察でご相談ください。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに状態は異なり、治療方針(お薬の種類・量を含む)は診察の中で個別に判断します。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL