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じんましんとアナフィラキシーについて

じんましんの多くは心配のいらないものですが、まれに全身の強い反応(アナフィラキシー)の一部として出ることがあります。見分け方と、おうちでの過ごし方をご説明します。

これは何?

「じんましん」は、皮膚に赤みを帯びた盛り上がり(膨疹)が急に出て、かゆみをともない、多くは数時間から1日程度で場所を変えながら消えていく症状です。かぜのウイルスや、はっきりしない刺激がきっかけで出ることが多く、それだけであれば命に関わるものではありません。

一方で、じんましんに加えて呼吸や血のめぐり、意識の様子にまで変化が及ぶ場合があります。これを「アナフィラキシー」と呼びます。全身のアレルギー反応が強く出ている状態で、すぐにお薬(アドレナリン)で対応する必要があります。

同じ「じんましん」でも、皮膚だけの症状か、呼吸・血のめぐりの症状をともなっているかで対応がまったく変わります。診察では、まずそこを一番に確認します。

どんな状態か

じんましんにはいくつかタイプがあります。

そのうえで、次のような症状がじんましんと一緒に、またはじんましんがなくても急に出ている場合は、アナフィラキシーとして対応します。

また、まだ言葉で症状を伝えられない赤ちゃんは、少し違ったサインで気づかれることがあります。母乳・ミルクの飲みが急に悪くなる、ずっと泣き止まない、いつもよりぐったりして元気がない、顔色が悪い、といった様子だけで強い反応が起きていることがあります。食べたもの・触れたものに心当たりがある場合は、皮膚に何も出ていなくても早めにご相談ください。

当日〜おうちでの過ごし方

じんましんだけの場合

アナフィラキシーと判断した場合

こんなときはすぐ受診してください

これらのサインが一つでもあれば、外来の再受診を待たずすぐに119番通報してください。エピペンを処方されている場合は、救急要請と同時に使用してください。

よくあるご質問

Q. じんましんが出たら、必ず血液検査で原因を調べるべきですか?

A. いいえ。かゆみと皮膚の症状だけで、お薬にもよく反応している場合は、無理に原因を調べる検査をしない方が良いとされています。原因をはっきりさせたい場合は、後日アレルギーの専門外来でご相談いただけます。

Q. かゆみ止めのお薬はいつまで飲ませればいいですか?

A. 症状がおさまるまで数日から1週間ほどが目安です。少し減らしながらやめる必要はなく、症状がなくなったらそのまま中止して大丈夫です。続け方に迷ったら診察でご相談ください。

Q. 一度落ち着いたのに、また症状が出ることはありますか?

A. あります。アナフィラキシーのあとは、一部のお子さんで数時間してから症状がぶり返すことがあります。そのため注射のあとも病院で数時間、様子をみさせていただきます。

Q. 運動はしても大丈夫ですか?

A. 特定の食べ物を食べたあとの運動で症状が出やすいタイプと分かった場合は、食後しばらく運動を控えるようご案内します。それ以外では基本的に制限はありませんが、迷うときは診察でご相談ください。

Q. 赤ちゃんはじんましんの症状がわかりにくいと聞きました。

A. 赤ちゃんは「息苦しい」「お腹が痛い」と言葉で伝えられません。おっぱいやミルクの飲みが急に悪くなる、ずっと泣き止まない、いつもより元気がなくぐったりしている、といった様子で気づかれることがあります。心当たりのある食べ物・薬に触れたあとであれば、皮膚に症状がなくても早めにご相談ください。

Q. 学校や保育園にはどう伝えればいいですか?

A. エピペンを処方されている場合は「生活管理指導表」という書類を通じて、保管場所・使い方・緊急時の対応を先生たちと共有します。必要な書類は病院でご案内します。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに症状の程度やお薬の種類・量、経過観察の方法は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL