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かぜと抗生物質について

かぜのほとんどは、お薬に頼らなくても体の力で自然に治っていきます。抗生物質が必要かどうかは、診察でお子さんの状態を見ながら判断します。

これは何?

「かぜ」は、鼻・のど・気管など、空気の通り道にウイルスが感染して起こる病気です(医学的には「急性上気道炎(じょうきどうえん)」と呼びます)。鼻水・鼻づまり・のどの痛み・せき・熱などの症状が、いろいろな組み合わせで出てきます。

「抗生物質(こうせいぶっしつ)」は正式には「抗菌薬(こうきんやく)」といい、細菌(ばい菌)をやっつけるお薬です。かぜの原因のほとんどは細菌ではなくウイルスなので、抗生物質を使っても効きません。

なぜ「使わない」ことが多いのか

かぜのほとんどはウイルスが原因で、時間とともに自然に良くなっていきます。抗生物質を使わなくても治る病気に使ってしまうと、効果がないだけでなく、お腹の中の良い菌まで一緒に減らしてしまったり、体に合わない反応(発疹など)が出てしまうことがあります。

抗生物質が必要になるのは、診察や必要な検査で次のような「細菌が関わっている」とわかった一部の場合だけです。

上のどれにもあてはまらなければ、熱やのどの痛みをやわらげるお薬(解熱鎮痛剤)や水分・休養が中心の治療になります。お薬は診察で決めます。心配なことがあれば、診察のときに遠慮なくおたずねください。

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よくあるご質問

Q. 抗生物質を使えば、かぜが早く治りますか?

A. いいえ。かぜのほとんどはウイルスが原因で、抗生物質(細菌をやっつける薬)は効きません。使っても治りが早くなるわけではなく、かえってお腹の調子を崩したり、体に合わない反応が出てしまうことがあります。

Q. 熱が続いているのに、抗生物質を出してもらえないのはなぜですか?

A. 熱の高さや続く日数だけでは、細菌による感染かどうかは決まりません。診察や必要な検査で状態を確認したうえで、抗生物質が必要な場合にのみお出ししています。心配なときは、様子を見続けるのではなく、遠慮なく主治医にご相談ください。

Q. せきが長引いていますが大丈夫でしょうか?

A. かぜのあとのせきは4週間ほど続くことも珍しくありません。だんだん軽くなっていれば心配いりません。ただし3週間以上続く場合や、悪化してきた場合はご相談ください。

Q. 抗生物質を出してもらったら、最後まで飲みきらないといけませんか?

A. はい。処方された期間や回数は、症状や検査結果をもとに医師が決めています。自己判断で早くやめたり、逆に長く続けたりせず、指示どおりに使い切ってください。効きにくい菌を増やさないためにも大切なことです。分からないことがあれば診察のときにご確認ください。

Q. きょうだいや家族にうつりますか?

A. かぜの多くは、せきやくしゃみ、触れた手を介してうつります。手洗いをこまめに行い、タオルを家族で共有しないようにすると、うつりにくくなります。

この資料は一般的な説明です。お子さんごとに判断は変わります。気になることは遠慮なく主治医におたずねください。
※この情報は一般的な教育目的です。個別の診断・治療の代わりにはなりません。/AMPL